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大言小語 赤提灯の思い出

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 地元の商店街がさびれていくのは哀しいものである。2カ月ほど前には、なじみにしていた寿司屋が店を閉じた。店主の体がもう無理できなくなったのが理由だ。なじみの居酒屋は2軒ほどあったが、そのうち1軒はやはりママが体調を崩し閉店した。残り1軒はなんとなく足が遠のいている。

 ▼というわけで、今は休日の夕方に出掛ける先がない。これで家族がいなかったら、リタイア後はなんと味気ないことだろう。老人の一人暮らしが増えることはやはり大きな社会問題になるに違いない。ただ、中には一人暮らしを楽しむ人もいるらしい。自分を客観視することで自分と対話しながら思索にふける。しかし、そういう人も認知症になってしまったら……。認知症にならないためにもやはり、現実の人との対話が欠かせない。

 ▼一人暮らしの高齢者が元気なうちに転居する<自立型サ高住>を供給するディベロッパーが出始めた。そこで気の合う仲間を見つけることができれば自宅に引きこもるよりも精神衛生上余程いい。もし、失敗したと思っても、サ高住は賃貸借契約だからいつでも自由に解約することができる。

 ▼閉店したママの店の軒先には小さな赤提灯がいくつもぶら下げられていた。今は全てはずされて冷たいシャッターが下りている。あの赤提灯の怪しいまでの明るさは、提灯でさえ、仲間がいることの輝きだったのかと今思う。

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