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大言小語 一呼吸おく大事さ

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 株式投資の話をしよう。と言っても投資情報や投資手法の話ではない。少額で細々と続けている投資経験を通じて学んだことだ。

 ▼株式投資で最も難しいのは、売るタイミング。含み益や含み損が拡大しているときに、いつ売るかという判断は難しい。損失を覚悟して売った途端に株価が上がった、もっと上がると思って売らなかったら損失に転じたという経験は何度もした。

 ▼相場の格言「『もう』は『まだ』なり、『まだ』は『もう』なり」は、この状態を表現している。含み益や含み損が出ていると、一喜一憂して冷静さを失う。まずは一呼吸おくことが大事だ。売るという難しい判断は、冷静になった時に下すと間違いはかなり少なくなる。

 ▼採用は会社にとって投資だ。昇格や配置転換は株を売るのと似ている。期待通りに活躍する人もいれば、昇格したが活躍できない人、配置転換に不満で辞める人もいる。かつて採用を担当したこともあり、人事の難しさを実感した。

 ▼昇格や配置転換の判断は難しい。人員に余裕がない中小企業は尚のことだ。トップや上席者は、目先の仕事ぶりや成果だけに目を奪われて判断していないだろうか。期待外れだった原因は、タイミングのミスだったのかもしれない。

 ▼タイミングのミスは、一呼吸おいて冷静になることで防ぐことができる。人事での判断ミスを減らすこともできるではないだろうか。

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