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スターツCAM 敷地3500m2に3棟建設 都内に定住型賃貸

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一之江の物件パース
 スターツCAM(東京都中央区)が東京都江戸川区一之江に建設中の物件はコミュニティ形成に配慮し〝住み続けられる賃貸住宅〟を目指している。約3500m2の敷地の中に木造の集合住宅を3棟建て、その中心に中庭を配置する。入居者間の交流を生み、コミュニティ形成を促す。間取りは1LDK~3LDKで、子育て世帯の入居を想定する。物件は来年2月竣工を予定する。

 同社設計管理本部商品開発室の北島龍室長は同物件を「長く住んでいただけることをテーマに計画した3棟」と説明する。一般的に賃貸物件は契約更新時に入居者が引っ越していくケースが多いもの。今回の物件では長く定住し、コミュニティを形成して〝住み続けられる賃貸住宅〟を目指した。江戸川区一之江の物件は約3500m2の敷地に木造(ツーバイフォー造)の3棟を建設する。構造は免震構造だ。広い敷地の中に、木造3階建てを3棟建てるのは同社ではレアなケースという。

 3棟の延べ床面積はそれぞれ約830m2、約950m2、約1270m2。3棟には1LDK(専有面積は約48m2)を6戸、2LDK(約60m2)を30戸、3LDK(約75m2)を6戸配置し、子育て世帯の入居を想定したファミリー物件だ。

 全棟が南向きという中で、配置に工夫を凝らした。入居者のプライバシーを守りながら、コミュニティ形成を促すために、3棟の中心に中庭を配置。子供同士の交流が家族同士の交流に発展することに期待を寄せる。敷地への出入り口は1カ所で「一つの街、集落をつくる」(北島室長)ようなランドプラン。駐車場の出入り口を分ける歩車分離を施すことで、安全性を確保する。駐車場には将来的な電気自動車(EV)普及をにらみ、EVスタンド用のスペースを設けた。

 更に、全戸にテレワーク対応スペースを配置するなど、今回の物件には賃貸住宅に求められる設備をほぼ取りそろえる。賃貸住宅に求められるニーズの高まりに応え、同社は仕様を向上させてきた。今回の物件も手掛けた他の物件と比べて事業費は割高ではないという。

 木造の場合、防耐火や避難計画の規制が厳しい。隣棟間隔、避難計画をうまく取りながら、準耐火建築物として設計し、コストを抑えている。敷地の周囲の空地(くうち)は公開空地とし、井戸やかまどベンチを設ける。被災時だけではなく、通常の生活の中でも地域コミュティとの交流を促す。

 同社営業推進室の三島郁弥室長は「競争力の高い物件だと思う。賃貸経営は長期にわたる。他の物件と比較されないポジションに行けば、オーナーにとっては非常によい資産として残せるのでは」と説明する。

 昨今のSDGsへの意識の高まりの中で、オーナーからのSDGsに関する問い合わせも増えているという。同社の免震技術の開発、かまどベンチや井戸の推奨などはいずれも従来から取り組んできたものであり、問い合わせにはSDGsの目標と合致する点を説明する。

 一之江の物件は施主側の街づくりへの要望に応えた格好だ。広い敷地に木造を建て、高いスペックを誇る一之江の物件は完成後、モデル現場としての活用を想定する。

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