日神不動産が茅ヶ崎に全32戸 最高坪360万円も販売順調 27年ぶり最上位ブランド

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同物件の外観イメージ
 日神不動産は6月18日、神奈川県茅ヶ崎市東海岸南2丁目で開発を進めている新築分譲マンション「Nissin Grandpalace(ニッシングランパレス)茅ヶ崎東海岸」(3階建て、総戸数32戸)の販売を開始した。同社のマンションブランドとしては最上位のシリーズで、27年ぶり3物件目の供給となる。同物件の詳細のほか、今回茅ヶ崎に同ブランドを投入した狙いなどを同社の坂入尚社長に聞いた

 「グランパレス」は、同社の主力とする「パレステージ」シリーズなどよりも上位のブランドとして位置付けられ、これまで「根岸森林公園」(神奈川県横浜市、90年)と「南麻布仙台坂」(東京都港区、95年)を供給。人気のあるエリア・立地に加え、設備やデザインなど、全体的に高水準な仕様で通常の物件との差別化に力を入れている。

 今回、郊外エリアの茅ヶ崎で同ブランドを供給する理由について、坂入社長は「コロナ禍による働き方やニーズの変化を受け、都心から郊外へ移る動きが見られたが、その中でも茅ヶ崎は東京からの転出人口がトップだった。そうした転出層は、在宅時間が快適でリモートワークに適している住まいを求めることが見込まれるため、あえてハイグレードのブランドでニーズへの対応を図った」と説明する。

 同社によると近隣エリアの他物件では、東京からの移住者を中心に地元の資産家などからも一定のニーズがあり、同物件のターゲット層も同様の属性を想定。実際に見込み通りの反響で、6~7割程度が都内在住者、残りが同市内からだという。売れ行きも順調な様子で、販売開始から約10日間で総戸数の4分の1に当たる8戸が契約済み。「高価格帯に人気が集中することも予想したが、現在のところ標準仕様の住戸から〝プレミアム住戸〟まで、満遍なく売れている」(同社)状況だ。

生活の充実化に焦点

 同物件はJR線茅ケ崎駅から徒歩16分、茅ヶ崎海岸までは徒歩10分の立地。人気の海水浴場に近くマリンレジャーなどでの需要が見込まれるほか、地域では閑静な高級住宅地として人気の高い東海岸南エリアに位置する。更に近隣では珍しく、比較的大きな通りに面しているため、自動車もスムーズに利用できる点も強みとしている。

 間取りは2LDK~4LDKで、専有面積は約60~114m2。全32戸のうち11戸を約100m2以上の〝プレミアム住戸〟とした。販売価格は4990万~1億2980万円で、中心は5000万~6000万円台、最多価格帯は6100万円台。〝プレミアム住戸〟の1坪当たり単価は「360万円を目安としており、近隣の100m2超の物件と同水準」(同社)だという。

 デザインについて坂入社長は、「好みが分かれる個性的なデザインではなく、シンプルかつ質感のよさを前面に出し、広く高所得者層に受け入れられる外観を目指した」と語る。また共用部では、サーフボード置き場などマリンスポーツに対応した複数の設備のほか、EV充電器や洗車場なども用意した。

 専有部では、快適な空間づくりに力を入れた。天井高は通常よりも200ミリ程度高い2620ミリとして空間の広がりを演出し、窓のサッシは全面開口型を採用して開放感を高めた。また多目的スペースとして、玄関付近に5~8畳規模の「DOMA」(土間)を配置。坂入社長は「検討者のほとんどが見ると驚く仕様なのだが、当物件は立地特性もあり、仕事以外の生活時間の快適化・充実化というニーズに焦点を当てており、『DOMA』はその代表的な要素」と自信を見せる。

 今後の同ブランドの展開として、現在は具体的な物件の計画はないものの、「近年のニーズ多様化への対応のためにも、ふさわしい立地の事業用地が取得できれば積極的に企画していきたい」(坂入社長)という方針だ。

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