効率的な「勉強術」を探る

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 「勉強の技術」という言葉、聞いたことがあるだろうか。「勉強に技術なんてないだろう。勉強は、ただがむしゃらに暗記を続けるしかないんじゃないのか」。もしあなたがそんな考えの持ち主なら、少し考えを改めていただきたい。どんな領域にも技術があるように、勉強にだって技術があるのだ。試験によく受かる人間を、世間は「頭がいい」と見がちだが、そういう人は、往々にして「勉強の技術」を身につけた試験上手な人間に過ぎないのかもしれない。今回は、そんな試験上手になるための技術の一部を紹介する。

(資格コーディネーター・高島徹治)

 

目次コピーし側に置く 全体像を思い描き学習

 おそらく、このことを実践した人はいないのではないだろうか。「最初に勉強を始める前に、テキストの目次をコピーすること」をお勧めする。合格までの距離が100メートルあるとすると、このことだけで、あなたは50メートルは歩みを進めたことになる。

 なぜか。勉強に限らないが、なにか事柄を行うときは、目に見えるところからやみくもに始めてはならない。この事柄は、何を目的としているのか、完了までどういうプロセスが必要か、開始の時期はいつか、その後どのように進めていくか。それらの全体像を把握し動く人ほど、成功率が高いものだ。

さっと目を通す

 目次をコピーし、それに目を通し、すぐ側に置きながら勉強を進める意味は、そのことと同じだ。勉強を始めるときは毎日、内容に入る前に目次全体にさっと目を通して読むこと。勉強を始めたら、その目次を必ずテキストの側に置くこと。そうすれば、常に全体像を思い描きながら勉強ができるので、よく理解できるようになるし、理解できれば記憶もしやすくなる。たったこの2つの行為で、あなたは絶えず、全体を意識しながら勉強するという正しい習慣が身につくのだ。

カードを上手に活用 機能性駆使し勉強の〝主役〟に

 記憶法の道具として〝主役〟となるのがカードである。大きさはB7版(週刊誌の4分の1)くらいが最適だ。

 カードには、それでしか果たせない役割、働きがある。カードの利点は、順番、場所を自由に組みかえられること。カードを並べ替えるだけで、情報を自由に組みかえることができるわけだ。

 例えば、自分が弱点とする箇所のカードだけ〈弱点カード〉や、あるいは自分が重点的に覚えたい箇所のカードだけ〈重点カード〉をひとまとめにし、学習することができる。また、類似事項を比較する場合も便利だ。たとえば、Aという事項とBという事項をそれぞれカードにしておけば、2つのカードを並べて、その対比を一覧することですーっと頭に入る。

どこでも学習

 しかし、中でもカードの最大の利点は、その携帯性にある。カードはノートと違って、どんな場所にも持ち込める。満員電車、銀行のATMの設置場所、風呂の中、またトイレの中でも使用可能だ。ビジネスパーソンの勝負の要はすき間時間をいかに活用するかにあるといわれるが、その伴侶はカードが最適だ。

時間を「単位」で分ける 特性に合わせ効率的に

 時間は、利用できる長さ(単位)によって、大時間、中時間、小時間に分けられる。

 ●「大時間」は、1日を丸ごと好きなように使える時間、週末や祝日など。

 ●「中時間」は、1日の中で2~3時間の比較的まとまった時間。朝型の人は平日の早朝の時間、夜型の人は帰宅してから就寝までの時間。

 ●「小時間」は、細切れの時間のこと。電車が来るのを待つ時間/電車・バス・飛行機内の時間/休憩時間/受付を通してからの待ち時間/食事や食後の時間/家事の合間の時間/銀行での待ち時間/トイレの中/風呂の中など多種多様だ。

大・中・小時間

 こうした時間の特質に合わせた活用をすると、効率的な勉強ができる。

 大時間は、まとまった量の時間と、机という勉強環境を必要とする学習にあてるのがいい。たとえば、計算問題を解いたり、記述式の問題をやってみる(これらは、電車の中ではできない)。過去に出題された問題集を、本番と同じ時間を使って解き、採点してみるのもいい。半日はかかるので大時間に適している。カードやテープ(現在では、ICレコーダーやスマホなどでの音源)を作成するのも、大時間が向いている。

 中時間は、勉強の中軸になる時間だが、テキストや参考書を読みこんで理解すること。そして、後々の復習のために、重要箇所をマーキングする。

 小時間は、反復記憶に向いている。たとえば、通勤電車は勉強のための書斎のようなもの。電車の中にカードやテープ(前同)を持ち込み、内容を反復して覚え込む。電車の中はノート類は使いにくいので、カードが適している。

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