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廣田 信子の紙上ブログ No.230 マンション管理応援歌 急がず、あきらめず、時期を待つ

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廣田信子氏

 「重要な案件を円滑に合意形成するコツは?」という問いに、2人の理事長が図らずも同じ趣旨のことを言われました。「急がないで、あきらめないで、時期を待つ」ことだ…と。

 「急がない」というのは、組合員の理解が不十分だったり、反対意見があるうちに、強引に決議をしないということです。委任状を集めれば決議できても、強引な決議をすると、不信感はずっと残ります。それが、事業を進める上でも、もっと重大な合意形成が必要なときにも大きな障害になってしまいます。

 「あきらめない」は、一度、抵抗があったからと言って、「この議題はうちの管理組合では無理」と決めつけてしまわないことです。「修繕積立金の値上げが必要だが、説明会での抵抗が大きくて、それが理事会のトラウマになって修繕積立金不足が何年も放置されている」とならないように…。重要なことであるならば、少し間を空けて仕切り直して、やり方を変えてチャレンジすることです。

合意形成が一気に

 「時期を待つ」は、どんなことでもタイミングがあるということです。なかなか理解が得られなかったことが、ちょっとした事件や社会情勢の変化で、受け入れられるようになることがあります。管理組合と継続的に接していると、それがよく分かります。「サッシの改修工事が、反対する人がいて進まなかったけど、大型台風の被害を受けて、一気に合意形成が進んだ」というようなことがあるのです。執行部が替わっただけで、すんなり話が進むこともあります。

 あとは…誰が、「急がないで、あきらめないで、時期を待つ」を辛抱強くできるかです。愛情を持ってじっくり取り組める「誰か」が必要です。そう言えば、重要なことを成し遂げているマンションには、その役割をしている「守り人」のような方が必ずいることに気付きました。2人の理事長も、共に、マンションが危機に陥った時に、それを建て直すお役目が回ってきた縁で、図らずも「守り人」になっているのです。

 マンションに対する愛情があるから、急がず、あきらめず、待てるのです。そして、それができる人には、必ず仲間がいます。だから、円滑に合意形成ができるのでしょう。人の生き方にも通じて深いですね。

(マンション総合コンサルティング代表取締役)

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