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オフィス館内物流にロボット活用 森トラや東急不が実証実験 異なる館内設備と配送ロボ連動

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城山トラストタワー内を移動する自動搬送ロボット
 オフィスの館内物流にロボットを導入する動きが進む。東急不動産は、昨年9月からソフトバンクや佐川急便などと共に、東京・竹芝エリアで自動走行ロボットによる屋内外の配送サービス実証実験を開始。また、森トラストは、6月からオフィスビルの館内物流において配送集荷サービスの実証実験を開始した。いずれも新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を活用。ロボット導入で、物流の人手不足解消やセキュリティ強化や非接触化に加え、館内施設の一元コントロールなどの課題を検証し、スマートシティ化に向けた取り組みを進める。

 森トラストは、城山トラストタワー(東京都港区虎ノ門)で、大規模オフィスビルでの館内物流における実証実験を6月2日から7月2日まで実施している。(株)QBIT Robotics(東京都中野区、中野浩也社長)が開発した複数メーカーの自動搬送ロボットとロボットアームをクラウドで統合したサービスを活用。実験は、城山トラストタワーに入居している複数テナント、西濃運輸、佐川急便が協力し、実際の荷物を使い、その大きさと行き先によって適切なロボットを自動選択した上で配送・集荷を行う。

 宅配業者からの荷物は、ロボットアームで荷さばきされ、館内エレベーターと連動した自動搬送ロボットがオフィスに荷物を運ぶ。テナントはタブレットから集荷時間を30分単位で指定する。協力しているテナントからは、「操作に慣れてしまえばスムーズに受け取りができると評価をもらった。一方で、一定のサイズの荷物に関しては従来通り運送業者が配達するので、将来的には一元化してほしいという声やロボットが配達に来ると和むなどの好意的な声もあった」(森トラスト)と言う。

 森トラストは、オフィスビル内でのロボット走行における施設の物理的な課題の洗い出しや、実際の荷物をロボットのみで配送・集荷を完了させるための業務フローの構築など、運用面での課題解決において協力。今回の実証実験を踏まえ、同社では用途・業務に応じたロボットを連携させ、建物利用者やビジネスパートナーとの共存を検証することで、ホテルや住宅などへの活用も図れるとしている。

東京・竹芝で実証実験

 東京・竹芝エリアでは、ソフトバンクと佐川急便が自動走行ロボットによる配送サービスを実現するための実証実験を開始。実証実験では、東急不動産などが協力し、屋外と屋内の2つの配送シナリオに沿って、技術面やサービス実用性についての検証・評価を行う。

 屋内の配送では、ソフトバンクの本社が入居する「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」(東京都港区海岸)に、自動走行ロボットと館内エレベーターの連携システムを導入し、自動走行ロボットがエレベーターに乗降して異なるフロアへ荷物を配送する実証実験を行う。

 また、館内物流事業者の協力の下、オフィスビル・商業施設においてロボットでの自動配送の有効性についての検証も実施する。

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