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〝性能向上リノベ〟販売開始 第1号は横浜市郊外団地の住戸 MUJI HOUSE

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リノベ後のLDK空間は採光、通風にこだわった 戸内の解体時(写真はMUJI HOUSE提供) 標準装備していくオリジナルキッチン
 MUJI HOUSE(東京都豊島区)は7月から、団地やマンションの住戸にスケルトンリノベーションを施し、性能を向上させて販売する買取再販事業を開始した。第1号物件は横浜市港南区港南台にある団地の1室となる。同事業はまず1都3県で展開し、数年後には年間100戸の販売を目指す。

 同社は12年からUR都市機構とコラボし、賃貸団地の住戸リノベーション事業を展開してきた。15年からは同社単独でリノベーション事業を開始している。今回の事業では住戸を解体して性能を向上させるスケルトンリノベーションを施し、リノベ物件の販売も行う。性能向上リノベの名称は「MUJI INFIL0(インフィルゼロ)」。「ゼロ」には暮らしの原点をつくるという思いを込めている。

 7月16日開催のオンラインでの説明会で、同社リノベーション事業部長の豊田輝人氏は「これまではお客様の物件探しから手伝い、設計、工事を行い、提供してきた。お客様に合わせたカスタマイズ物件を提供できるが、どうしても時間や手間が掛かった」と、リノベ事業の課題を説明した。買取再販により、時間や手間を省力化する。

 「インフィルゼロ」は(1)1室空間(無駄を省いた広々とした空間)、(2)温熱性の向上、(3)古い配線配管の工事――が特徴だ。広々とした空間にすることで採光や通風を向上させ、家族構成の変化に合わせた家具や建具の配置(間取りの変更)にも対応する。壁には新規断熱材を追加し、窓は既存の窓に複層2枚ガラスを加えることでトリプルガラスとし、温熱性を向上させる。

 中古物件では給排水管の水漏れなどが問題になるケースがある。同社は設備や配管の状態を確認し、必要に応じて工事をやり直す。

内覧予約は好調

 リノベ物件は7月6日から販売・内覧の受け付けを開始している。第1号物件「港南台めじろ#01」は横浜市港南区港南台にある団地の5階の1室、築年は1974年。JR根岸線港南台駅から徒歩で16分。床面積は51m2。間取りは1LDK。販売価格は1990万円。

 キッチンはURとのコラボで人気の高かったオリジナルキッチンを採用した。このキッチンは今回の事業で標準装備としていく考えだ。買取再販の物件として購入した背景には団地自体の緑の豊かさ、住みやすさ、住宅設備や積立金など管理が行き届いている点を評価した。

 第2号物件「車返団地#02」は東京都府中市押立町にある団地の5階の1室。京王電鉄京王線飛田給駅から徒歩で9分。床面積は約48m2。8月に工事を完了する予定だ。

 内覧会(完全予約制)は「港南台めじろ」が7月24日開催の予約満了を受けて、7月31日開催を追加しており、「車返団地」では8月1日開催の予約満了を受けて、8月8日開催を追加するなど反応はよい。

 2物件はいずれも団地だが、マンションも手掛けていく。展開エリアは1都3県で開始。数年後には年間100戸の販売を目指す。

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