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築古を低コストで稼働率向上へ 住まい時間増で室内見直す動き加速 風呂など水回りを魅力的に

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きれいにする前のユニットバスの写真(バスシステムデザイン研究所提供) ユニットバスを刷新した後の写真(同上)

 新型コロナウイルス感染症が長引く中で、賃貸住宅市場の勢力図が変わりつつある。テレワークが定着し、毎日出社せずに済むようになり、間取りが複数取れる広めの部屋を探す傾向が強まった。東京都心から外へと需要が流れる。家賃が高くて専有面積の狭い都心や都区部のワンルーム人気が落ちているが、入居者を呼び戻すには魅力的な部屋づくりが欠かせない。特に築年数が経過している物件は、住宅設備の機能性とデザインが廃れていることが稼働率に影響を及ぼしている。

   ■  □  ■

 リノベーション・リフォームで新築と同水準の機能性や最新デザインを取り入れることは一つの方法だ。しかし、物件オーナーはリノベ費用の捻出に頭を悩ます。特に給排水管など水回りのテコ入れを大掛かりにするとその費用はかさむ。台所や洗面所、風呂などの水回りの改修は投資回収の目線から敬遠される。

 一方で、水回りは入居の判断に大きく影響する部分とされる。賃貸オーナーは、投資効率を落とさない魅力のある部屋づくりを求める。

 住宅リフォームの企画・施工などを手掛ける大阪地盤のバスシステムデザイン研究所は、「例えば、風呂の見栄えをよくする場合、賃貸住宅のユニットバスを総取り換えしなくても十分に対応可能だ。当社では、百種類を超えるデザインシートを使って現代風の空間を演出したり、実用性では塩ビシートを活用してカビが生えにくくするなどで対応している」と話す。ユニットバスをすべて取り換えると100万円前後の費用を要するが、デザインシートなどを活用した内装工事ならば20万~30万円で可能だ。風呂に限らず、家の照明をしゃれたLEDにしたり、汚れていない部分だけの対応もできる。

 同社では東京と大阪で高級ホテルの水回り改装をフロア単位で受注している。個人ではなく、こうした事業者ベースの受注では基本的に浴槽などを総取り換えするが、賃貸住宅ではそこまでしなくても、浴室の浴槽や天井、床などを吹き付け塗装するなどでも十分に魅力的な物件に仕上げられるという。受注実績は賃貸マンションとホテルからで半数以上を占めている。

 代表取締役兼関東支店支店長の日吉孝夫氏は、「新型コロナウイルス拡大でホテルからの受注は減ったものの、住宅からの受注が増えている」と話す。緊急事態宣言など外出自粛のムードが長く続き、リモートワークが定着するなど在宅時間が増えたことで家の中を見直す機会も増えたことが要因とみている。

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